アロワナの目垂れをさせたくない人へ!アロワナの目垂れを防ぐ方法を紹介

2022年6月14日

シルバーアロワナ

アロワナを飼育している人の中には目垂れが気になるって人も多いんじゃないでしょうか。アロワナを飼っていると、どうしても目が垂れてきてしまいますが、飼育方法に気を使えば目垂れの進行を遅らせることができます。今回の記事では、アロワナの目垂れを抑える方法を紹介します。

アロワナの種類にもよりますが、シルバーアロワナは特に目垂れがしやすい種類として有名です。

目垂れが起きる原因は解明されていませんが、いくつか原因と考えられているものがあります。個体にもよって目垂れがしやすいものと目垂れがしづらいものがいるので、今回紹介する方法で目垂れを完璧に起こさないってわけではありませんが、目垂れの進行を抑えることはできると思います。

今回の記事ではアロワナの目垂れを抑える方法を紹介するので、アロワナを飼っている人やアロワナの目垂れが気になる人は是非読んでみて下さい。

それではアロワナの目垂れを抑える方法を紹介します。

目垂れについて

シルバーアロワナ

目垂れとはアロワナの眼球が飛び出して下を向いたままになってしまう症状です。病気ではありませんが、見た目がよくなく、観賞魚としての価値が下がってしまうので、目垂れをきにする方が多いです。

飼育下では目垂れが起きてしまうことが多く、長く飼育しているとどうしても目垂れが起きてしまいます。目垂れの原因はまだわかっていませんが、水槽の側面や底面を凝視することによって起きると言われています。

目垂れは手術をすることで治すことができます。手術は自分でもできますが専門的な知識や技術がいるので、目垂れの手術をする場合は信頼できるショップに相談しましょう。

目垂れの予防について

自然下のアロワナには目垂れは起きないので、アロワナを目垂れさせずに飼育する場合はなるべく自然下と同じような条件で飼育するようにしましょう。

簡単に目垂れの予防方法について紹介します。

底面に注意を向けないようにする

アロワナが目垂れを起こす原因には諸説ありますが、その一つが水槽の底を気にしている説です。

底面に魚がいたり、餌が落ちていたりすると注意が下にいって目がどんどん下がっていってしまうと考えられています。水槽の中にコケ取り用のプレコを入れていたり、流木を入れたりすると水槽の底を気にすることがあるので、水槽の底を気にしているようだったら出すのがいいと思います。

また、水槽の底面が白いと上部ライトの光を反射してしまい、アロワナが下を見てしまうことがあります。なので、アロワナを飼育する場合は底面黒の水槽を用意するのがいいと思います。

水槽の上面に注意を向ける

目垂れを起こさないようにするには、水槽の上面に意識を向けるようにするのがいいと言われています。

水槽の上面に注意を向けるためには、水面にピンポン球を浮かべたり、アヒルのおもちゃを水槽に浮かべたりする方法があります。

水面に何か浮いていると注意が上に行くので、目が上を向くようになると考えられています。ピンポン球を水槽に浮かべておくだけであれば手軽にできるので試してみるのがいいと思います。

水槽は4面ブラックにする

アロワナ用の水槽は4面ブラックがいいと思います。アロワナは結構臆病なので、水槽の周りを人が歩いただけでびっくりして飛び上がってしまうことがあります。

水槽の底面に注意を向かないようにしていても、水槽の外が気になってしまうと、目が下がってしまうことがあります。

4面ブラックなら、水槽の外にあまり注意が向かなくなるので、目が垂れずらくなったり、びっくりして水槽から飛び跳ねて怪我をしたりってことが少なくなります。水槽の外を気にすることがあるので、水槽を設置している場所が高いと人が通ったりするたびに下の方を気にするので、目垂れがおきるとも言われています。

水槽を低めに設置しようと思っても、水槽のサイズも大きいので水槽を移動させるのは難しいと思います。またキャビネットなどを使っていたり、オーバーフロー水槽だと水槽を低めに設置することはできないと思います。

そういった場合は後でも紹介しますが、水槽の側面に黒いプラスチックダンボールを貼って外に目が行かないようにするのがいいと思います。

照明は上面ライトを使う

アロワナの目垂れを起こさないようにするには、上面ライトを使うのが良いと言われています。水槽の明るさと水槽の外の明るさの違いによって目垂れが起きるって説もあります。

アロワナや熱帯魚は明るさによってどっちが水面かを認識していると言われています。なので、水槽の外が明るくて、水槽の中が暗いく、水槽の側面が明るいと側面が上だと思い、斜めになって泳ぐことがあります。

こうなると、目は自然と下がってしまうので、目垂れが起きます。そうならないようにするには、上部ライトを使って水槽の水面を照らすようにしましょう。ライトは自然と同じリズムで点灯するようにして自然と同じリズムで生活ができるようにしてください。

水槽を黒い板で覆う

4面ブラックにしたら、水槽の透明な部分を黒い板で覆うのも目垂れを防止するにはいいでしょう。

アロワナの目垂れは水槽で飼育することによって起きます。大きな池で繁殖されたりしているアロワナやコンクリート水槽などで飼育されているアロワナは目垂れが起こらないと言われています。

水槽の側面を黒い板や布で多い、外が見えないようにしておくのがいいと言われています。先ほども紹介しましたが、4面ブラックで水槽の外が明るくなってしまうと、アロワナはどっちが上なのかわからなくなって、斜め泳ぎをするようになります。

水槽の当面な部分に黒いプラスチックダンボールなどを貼って光が入らないようにすることで、光の反射を防ぐことができ、水槽の外を気にしなくなるので、目垂れがおきずらいと言われています。

自然下では体の側面から光が入ってくることはありません。自然下と同じ環境で飼育するためにも側面から光が入ってこないようにコンパネなどで覆って起きましょう。

目垂れの治し方について

目垂れになったら手術をして治すことができます。目垂れになると目の上にコラーゲンなのか脂肪なのかわかりませんが、白いぶよぶよしたものが溜まります。これを除去することで目垂れを治すことができます。

ただ、手術をしているときにアロワナが暴れることがあるので、やるときは熱帯魚用の麻酔を使って麻痺させてから行う必要があります。

目垂れの治し方は目の上部の皮膚を切ってから、眉毛などを切るハサミを使って白いぶよぶよしたものを切り取って除去します。目の神経は目の裏になるので、裏まで傷つけないように気をつけてください。

麻酔の分量を間違えるとそのまま起きないことがあるので、麻酔を入れるときは様子を見ながら入れるようにしましょう。また、水槽に戻すときは口を開けてエラに酸素を送るようにしてください。

失敗してしまう可能性もあり、専門的な知識や技術もいるので、アロワナの目垂れを直したい場合は信頼できるショップに相談するようにしましょう。

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