アロワナ同士は混泳させても大丈夫?アロワナを混泳させる方法を紹介
アロワナは体長が大きく成長するので、混泳させている人は少ないと思います。アロワナは縄張り意識の強い熱帯魚ですが、いくつかのことに注意すればアロワナ同士でも混泳させることができます。今回の記事ではアロワナ同士を混泳させる方法と注意点について紹介します。
アロワナは気性が激しく、混泳させると同種間で激しく喧嘩をしてしまい、時には相手を殺してしまうことがあります。気性が激しい熱帯魚なので、単独飼育されることが多いですが過密状態で飼育をすれば混泳させることもできます。
あまりたくさんのアロワナを同じ水槽に入れると糞が多いので、すぐに水質が悪化してしまい、水換えの頻度は多くなりますがアロワナを混泳させることが可能です。シルバーアロワナとブルーブラックアロワナを混泳させたいとか、色々なアロワナを一緒に飼育したいって思う人は結構多いと思います。
今回の記事ではアロワナを混泳させる方法を紹介するのでアロワナを混泳させたいと思う人は是非読んでみてください。
それではアロワナを混泳させるときに気をつけてほしいことを紹介します。
アロワナの混泳方法について
アロワナを混泳させる際は3匹以上で混泳をさせて、縄張りが作れないように過密状態で飼育する必要があります。
過密状態でないとすぐさま攻撃態勢に移ってしまい喧嘩を始めてしまうので、なるべく過密な状態で飼育するようにしましょう。3匹でも飼育環境にスペースがあると喧嘩をしてしまうことがあるので、4〜5匹ほどで混泳させるのが望ましいです。
また混泳させていると弱い個体がいじめられてしまうことがあります。アロワナを混泳させる場合はなるべく同じぐらいのサイズの個体同士を混泳させるようにしましょう。
混泳させていると多少喧嘩をしてしまうことがあるので、鱗が取れていないかやヒレが傷ついていないかなど、日々確認するようにしましょう。
アロワナを混泳させる際の注意点
アロワナは過密状態で飼育すれば混成させることができますが、混泳させる際はいくつか注意点があります。簡単にアロワナを混泳させる際の注意点を紹介します。
ブラックアロワナは飼育が難しいので注意
ブラックアロワナはアロワナの中でも結構飼育が難しいです。
水質が悪化してしまうとすぐに体調を崩してしまい死んでしまうことがあります。アロワナを混泳させると水質が悪化しやすくなるので注意してください。
ブラックアロワナを飼育する場合にはある程度成長するまでは他の魚と混泳させないで単独で飼育するようにしましょう。
20㎝ぐらいまで成長するまでは、他の魚との混泳は避けたほうがいいと思います。幼魚を同じ水槽で飼育することはできますが、幼魚を混泳させていると餌と食べられない個体が出てきます。餌がちゃんと食べられないと顎ズレや背骨が曲がってしまったりするので、混泳させる場合はしっかりと餌を与えて、餌をちゃんと食べられていない場合は単独飼育に切り替えるようにしましょう。
ブラックアロワナはシルバーアロワナに比べて臆病な面があり、他の熱帯魚と一緒に飼育していても、ストレスから餌を食べなくなってしまうことがあります。
周りに動くものがあるとそれを気にして餌を食べなくなってしまうことがあるので、ブラックアロワナを混泳させる場合は注意してください。→アロワナの飼育方法について!餌や水槽のサイズ・飼育設備について紹介!!
ブラックアロワナは虐められやすい
シルバーアロワナなどに比べてブラックアロワナは虐められやすいので、ブラックアロワナを他のアロワナと混泳させる場合にはブラックアロワナは他のアロワナよりも少し多きめのものにしましょう。
シルバーアロワナよりも10㎝ぐらい大きければ喧嘩になったり虐められたりすることが少なくなります。アロワナ同時が喧嘩をするとウロコが剥がれてしまったりするので、ウロコが取れている個体がいたら虐められている可能性があるので、別の水槽に移すようにしてください。
シルバーアロワナはシルバーアロワナ同士で混泳させて、ブラックアロワナはブラックアロワナ同士で混泳させるのが無難だと思います。
混泳させているアロワナが少なすぎると喧嘩がおきる
混泳させるアロワナが少なすぎると縄張り争いが発生して喧嘩をするようになります。
アロワナは縄張り意識が強く喧嘩も激しいです。2匹で混泳させれと高確率で喧嘩をしてしまいます。相性によっては2匹で混泳できることもありますが、アロワナの喧嘩は激しく、相手を殺してしまうこともあるので気をつけてください。
2匹のアロワナを飼育したい場合は大きな水槽にセパレーターを使って仕切りを作って別々に飼育するのがおすすめです。
飼育密度が高くなれば水質がすぐに悪化してしまいますが、飼育密度が下がれば縄張り争いが起きてしまうので、水換えの頻度が多くなってアロワナの飼育が大変になってもある程度の飼育密度を保つようにするのがいいと思います。
飼育密度が過密になるとそれだけ水槽の水も悪くなりやすいので、水槽には濾過能力の高いフィルターを使用するようにしましょう。アロワナは餌を食べる量も多く、食べ方も綺麗じゃないので、食べ残しが多く出て水質が悪化しやすいです。
濾過能力が低いとすぐに水質が悪化してしまうので、濾過能力の高いオーバーフロー水槽や上部フィルターでの飼育がオススメです。オーバーフロー水槽にすれば水量を多く取ることができるので、水質も安定しやすく水換えなどのメンテナンスの頻度も抑えることができます。→オーバフロー水槽の掃除のやり方と掃除のタイミングを紹介
混泳のメリットとデメリットについて
混泳のメリット
アロワナを混泳させていると餌を巡って競争するようになり、闘争心が働くので、単独で飼育するよりもエサ食いが良くなり、どんな餌でも選り好みせずに食べるようになります。
また、攻撃されないか周りを気にするから目ダレになりにくいとも言われています。また、非常に稀なケースですが、オスとメスで混泳させていると繁殖に結びつくことも期待できるので、水質の管理など飼育に慣れている場合は混泳に挑戦してみるのもいいと思います。
混泳のデメリット
混泳させると多少なりと喧嘩をしてしまうので、ヒレが裂けたり傷ついたりします。なので綺麗な状態で飼育したい場合は単独で飼育するのが良いと思います。
アロワナ同士の混泳はオーバーフロー水槽であればそれほど大変じゃありませんが、水が汚れやすいので、濾過能力の低いフィルターを使っていると水換えの頻度が多くなり、メンテナンスが大変になってしまいます。
もしアロワナ1匹だけで飼育しているのがさみしい場合はアロワナ以外の落ち着いた熱帯魚と混泳させるのが良いと思います。→アロワナとの混泳にオススメの魚とは?混泳相手としてオススメの魚を紹介
最後に
アロワナを混泳させる場合には怪我をしていないかウロコは剥がれていないかを毎日チェックするようにしましょう。
気がつくと虐められていて死んでしまったってことがよくあります。どんなに頑張っても喧嘩をして怪我をしたりすることがあるので、アロワナを綺麗に成長させたいと思う場合には単独で飼育するようにしましょう。
稚魚の段階でも過密に飼育して入れば喧嘩をすることはあまりありませんが、水槽が広いと喧嘩をしてしまうことがあるので、稚魚を混泳させる場合も気をつけてください。喧嘩をするとヒレに怪我をしてしまったりすることがあるので、よく観察するようにしましょう。
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