アロワナは繁殖できる?アロワナを繁殖させる方法を紹介します。

2022年6月13日

アジアアロワナ

アロワナを繁殖させたいって思う人も多いと思います。非常に珍しいケースですが、日本でアロワナの繁殖に成功した例もないわけではありません。今回の記事ではアロワナを繁殖させるためには何をすればいいのかを紹介します。

日本での繁殖例がないわけではないので、一様アロワナを繁殖させることはできます。ただ、すごく難しいので水槽の数などアロワナを飼育するための設備に余裕がないと難しと思います。

タイなどで繁殖されているアロワナはどれも巨大な池と圧倒的な個体数がで飼育されているので、繁殖することができています。ですが、個人で繁殖させるには個体数を集めるのも大変だし、大きな水槽を設置するのも大変だと思います。

アロワナを繁殖させるのは難しいですが、決して可能性が0%ではないので、アロワナの繁殖に挑戦してみたいって思う場合にはぜひ試してみてください。

私自身が繁殖に成功したわけではありませんが、今回の記事ではアロワナの繁殖に役立つ情報をまとめるので、アロワナを繁殖させたいと思う人はぜひ読んでみてください。

それではアロワナを繁殖させる方法を紹介します。

アロワナの繁殖方法について

シルバーアロワナ

珍しいですが、アロワナは混泳水槽で飼育していると産卵することがあります。タイなどでは大型の設備や池でアロワナを繁殖させています。

アロワナはマウスブリーダーといいメスが産み落とした卵にオスが精子をかけて、それをオスが口に含み口の中でアロワナの稚魚を育てます。

アロワナは自然下では稚魚が6cmほどになるまで口内で保育します。稚魚が6cmまで成長するには2ヶ月ほどかかります。卵を口に含んでいるオスは2ヶ月ほど絶食をして子供を守ります。

アロワナの繁殖に必要なもの

アロワナを繁殖させるために必要なものについて紹介します。

大きめの水槽を用意する

アロワナを繁殖させる場合にはオスとメスのアロワナを一緒に飼育しても余裕があるぐらいの大きさの水槽が必要です。

奥行きと高さも必要なので、アロワナを繁殖させる場合には幅1800で高さと奥行きが600以上の水槽がいいと言われています。

繁殖させる場合はペアリングする必要があるので、水槽を半分に仕切って2匹のアロワナが余裕を持って飼育できるぐらいの大きさの水槽でないと繁殖することはできません。アロワナを繁殖させるためには、相性のいいオスとメスのアロワナを一緒の水槽で飼育する必要があります。

もっと大きな水槽を設置できる人は260㎝ぐらいの水槽を設置するのがおすすめです。アロワナの繁殖に挑戦している人は2メートル以上の大きな水槽を使って繁殖に挑戦しています。なので、大きめの水槽を設置することができる方は大きめのものを使用するようにしましょう。

相性のいいオスとメスを用意する

アロワナを繁殖させる場合には、相性のいいオスとメスを準備する必要があります。相性を調べるときは、繁殖が可能な4歳以上のアロワナで調べてください。

180㎝の水槽の場合はセパレーターで水槽を半分に分けて、オスとメスのアロワナを飼育しましょう。相性が悪いオスとメスだと、セパレーターごしに喧嘩を始めます。

喧嘩をしているようだったら相性が悪いので、繁殖は望めません。相性が悪い場合はペアを替えてまた飼育してみてください。

セパレーターで水槽を仕切って飼育して、喧嘩をしないようだったら仕切りを外して飼育してみてください。最初は喧嘩をすることもありますが、相性がいい場合は寄り添って泳ぐようになります。

260㎝の水槽の場合は5〜6匹成熟したアロワナを混泳させて飼育してください。喧嘩をして鱗が剥がれたり怪我をしやりしますが、そこは我慢して様子をみてください。

飼育してある程度すると2匹のアロワナが寄り添うようにして泳ぐことがあります。寄り添うように泳いだら相性のいい証拠なので、そのペアを別の水槽に移して飼育してください。

アロワナのオスとメスの見分け方

シルバーアロワナ

アロワナのオスとメスを見分けるのは難しいです。よく言われるのが、アゴからエラまでが長くエラが張っていているのだオス、短い方がメスだと言われています。

また、肛門の大きさで見分ける方法もあります。オスの方がメスよりも肛門が大きいと言われていますが、個体差があり、見比べないとわからないので、見分けるのは難しいと思います。

アロワナのオスとメスを見分けるのは結構難しいので、相性のいいペアを探す場合には、大きめの水槽で5〜6匹アロワナを入れて探がすのがいいと思います。

セパレーターで水槽を仕切って相性を調べる方法はちゃんとオスとメスを見分けられないとうまくいかないなので、オスとメスを見分ける自身がない人は大きめの水槽で複数のアロワナを混泳させて探しましょう。

アロワナの繁殖はとても難しです。前例がないわけではありませんが、繁殖させるのはとても大変です。失敗することもあると思いますが、繁殖に挑戦してみたい人はぜひチャレンジしてみてください。

アロワナが産卵したら

アロワナのメスが卵を産むとオスがマウスブリーディングという方法で卵を育てます。産卵後オスが口の中に卵を入れて育てて、孵化するまで口の中で卵を守ります。

ペアリングがうまくいって、メスが産卵してもこの時に卵がちゃんと孵化せずに死んでしまうことがあります。

卵はおよそ2ヶ月ぐらいで孵化して稚魚になります。稚魚にはヨーサックが付いているので、ヨーサックがなくなるまでは餌を与える必要がありません。

アロワナが卵を口の中に入れない場合は人工孵化させる必要があります。水槽内にサテライトを用意して、そこに卵を入れて軽くエアレーションをして少し水流を作る方法があります。

エアレーションが強すぎると卵が傷ついてしまうので、卵が少し揺れる程度にしましょう。

稚魚の飼育について

稚魚のヨーサックがなくなってきたら、冷凍のアカムシを溶かして水面に浮かべるように与えるようにしましょう。稚魚は餌をよく食べるので、1日3回以上餌を与えるようにしましょう。

稚魚の特に餌をちゃんと食べることができないと背骨が曲がってしまったり、顎がズレるようになったりするので、稚魚には食べるだけ餌を与えるのがいいと思います。

最後に

シルバーアロワナの繁殖に成功した話はたまに聞きますが、国内でアジアアロワナの繁殖に成功した話はほとんど聞きません。産卵まで成功しても、その後うまくいかなかったりなどアロワナの繁殖はとても大変です。

うまくいったペアはその後も繁殖する可能性が高いので、繁殖に挑戦してみたい場合はぜひペアで飼育してみるのがいいと思います。

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