アロワナが鱗欠けになってしまった時の対処法を紹介!!
アロワナを飼育していると、鱗の縁が欠けてしまうことがあります。ガジガジ病なんて呼ばれている病気です。加瀬金龍などに多く、わかっていないことも多い病気です。今回の記事では、アロワナの鱗が欠けてしまったときの対処法を紹介します。
鱗の縁の部分が溶けて、ギザギザになってしまうのが鱗欠けという症状です。命に別状はなく早急に治療が必要な訳ではありませんが、見栄えが悪く二次感染の恐れもあるので、治療を行うようにしましょう。
鱗がけは細菌が感染して症状が出ると言われていますが詳しことはわかっていません。時間はかかりますは、欠けた鱗は次第に治ってくるので心配はいらないのですが、そのまま放っておくとどんどん鱗が溶けてギザギザになってしまうので気をつけてください。
今回の記事では、アロワナの鱗が欠けてしまったときの対処法を紹介するので、飼っているアロワナの鱗が欠けてしまった場合にはぜひ読んでみてください。
それではアロワナが鱗欠けしてしまったときの対処方を紹介します。
鱗がけの原因について
鱗がけの原因はまだわかっていませんが。水質の悪化や細菌が原因で起きると言われています。水換えをサボることで起きやすい症状なので、アロワナを飼育する際は定期的に水換えを行い水質を維持するようにしましょう。
鱗がけの治療方法
発見が早く症状が出始めたばかりだと治療もすぐに終わるので日頃からアロワナの体調を良く観察するようにしましょう。簡単に鱗がけの治療法について紹介します。
鱗欠けがでたら水を変える
鱗欠けの原因は細菌の感染と言われています。
薬浴させる方法もありますが、アロワナは薬に弱いのでなるべく薬は使わない方法で治療をするのがおすすめです。鱗欠けを見つけたら薬浴はさせずに最初は水換えで対処しましょう。水槽の水3分の1ぐらいを抜いて新しい水を足してください。
鱗欠けになったら鱗を抜かないと治らないとも言われていますが、初期症状であれば鱗を抜かなくても治すことができます。
鱗欠けの症状が出たら水換えをして水質を改善して、少し様子を見るようにしましょう。症状が初期であれば少量の水換えを毎日行うことで改善することができます。
ろ過能力が低く、水質が悪化していると鱗欠けが起きてしまうことがあります。なので、水換えをするだけでなく、濾過槽が汚れている場合は濾過槽の掃除をしてください。
濾過槽のろ材を全部洗うと、ろ材内のバクテリアが流れてしまい、水質が安定しなくなってしまうので、ろ材は数カ月に半分ずつ洗うようにしましょう。→オーバーフロー水槽って何がいいの?オーバーフロー水槽のメリットを紹介
ストレスの原因を探す
ストレスを感じていると病気の治りが悪くなるので、ストレスを感じす原因がある場合はストレスの原因を取り除きましょう。
水槽が小さかったりするとストレスを感じてしまいます。適度に運動ができるように水槽のサイズを少し大きくするようにしましょう。他の魚と混泳させている場合にもストレスを感じている可能性があるので、単独で飼育してください。
ストレスのある環境で飼育していると他の病気にもなりやすいので、水質の悪化や水槽内に障害物がある場合は撤去したり、混泳相手と相性が悪い場合は単独で飼育するようにしましょう。
水温を上げる
アロワナを飼育する場合は28度ぐらいが丁度いいですが、鱗欠けを治す場合には水槽を30〜33度ぐらいまで上げてください。
温度を上げると代謝がよくなって病気の治りも早くなります。
33度ぐらいまでは上げても大丈夫ですが、はじめは30度ぐらいで様子を見てください。様子を見て大丈夫なようなら1度ずつ水温を上げるのがいいと思います。
いきなり水温を上げるとストレスになってしまうので、様子を見ながらヒーターの水温を1日に1度ずつ上げていくようにしましょう。
水質を改善して水温を30度以上にあげて、1〜2ヶ月ぐらい様子を見るようにしましょう。環境が良くなれば1ヶ月に1〜2ミリ程度鱗が再生してきます。鱗が少しずつ再生している場合はそのまま様子を見るようにしましょう。
水温を上げてもダメなら薬を使う
鱗欠けが起こる原因は細菌に感染することだと言われているので、鱗欠けが起きたら、細菌を殺す必要があります。
大き目の水槽で単独飼育をして、水槽の温度を少し上げても改善が見られない場合は薬を使って薬浴させましょう。
薬浴させる場合には、水温を28度前後に戻してからにしてください。水温が高く、代謝が高い状態で薬を入れると、思ったより効いてしまってアロワナが死んでしまうことがあります。なので、薬浴させる場合には水温が高くなりすぎないように注意してください。
アロワナは薬に弱いので、薬に書いてある規定量をそのまま入れると死んでしまいます。
アロワナを薬浴させる場合には規定量の4分の1を入れて薬浴させてください。4分の1入れて様子を見ながら1週間おきに水換えをしてください。
1ヶ月ぐらい様子をみれば、改善が見られてくると思います。使う薬はグリーンFなどの細菌感染症用の薬を入れてください。
薬浴の他には塩水浴をさせて治療する方法もあります。薬を入れすぎるとアロワナが死んでしまうことがあるので、最初は塩水浴をさせて治療するのがいいと思います。
塩は水槽の全水量の0.5%ぐらい入れるようにしましょう。あまりにひどく鱗がかけている場合は鱗を一回抜く必要があります。大量に鱗を抜いてしまうと死んでしまうことがあるので、広範囲に鱗欠けがおきている場合は様子を見ながら数枚ずつ抜いて治療するようにしましょう。
塩を入れることによって、浸透圧の影響で細菌から水分が抜けるので、細菌を殺すことができます。薬よりも安全に使うことができるので、薬の使い方に慣れていない場合は塩浴左セルボがいいと思います。→アロワナが良くなる病気とは?アロワナがよくなる病気と病気を治す方法を紹介
殺菌灯を使う
殺菌灯を使うことによって、水槽内の細菌を殺菌することができます。殺菌灯は強い紫外線を照射することで、水の中に繁殖している細菌を殺菌します。殺菌灯を購入しなければいけないので、値段はかかりますが塩や薬に比べて手軽に使うことができるのでオススメです。
オーバーフロー水槽の給水側のホースの途中に取り付けて使用するものや、水槽内に設置して使用するものがあります。オーバーフロー水槽じゃなくても使用することができるので、簡単に殺菌したい場合は殺菌灯を用意するのがいいと思います。
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