ノーザンバラムンディとアロワナは何が違う?見た目や生体の違いについて紹介!

2022年6月17日

ノーザンバラムンディはアロワナと同じアロワナ科の魚ですが、アロワナとは見た目も特徴も結構違います。アロワナを飼育する感覚でノーザンバラムンディを飼育してしまうと失敗してしまうことがあります。今回の記事ではノーザンバラムンディとアロワナの違いを紹介します。

ノーザンバラムンディはアロワナと同じ種類の魚なので、アロワナと同じように飼育すればいいと思われがちですが、性格も特徴もアロワナとは全然違います。

幼魚の時はノーザンバラムンディもアロワナに似ていますが成長するにつれて少しずつ見た目も性格も変わっていってしまいます。ノーザンバラムンディを飼育する場合はアロワナを飼育するように飼育するのではなく、アロワナとの違いを知って飼育しましょう。

今回の記事ではノーザンバラムンディとアロワナの違いを紹介するので、ノーザンバラムンディを飼ってみようと思う人はぜひ読んでみてください。

それではノーザンバラムンディとアロワナの違いを紹介します。

ノーザンバラムンディとは

ノーザンバラムンディ

ノーザンバラムンディはアジアアロワナに似ているアロワナ科の古代魚です。

野生の個体だと最大で90cmほどまで成長しますが、飼育下だと60cmほどまでしか成長しません。アジアアロワナは東南アジアに生息していますが、ノーザンバラムンディはパプアニューギニアやオーストラリアに生息しています。

寿命はアジアアロワナと同様に平均寿命は10年ほどと言われています。

ベビーは他のアロワナ同様に体が弱く水質の悪化や水温の変化に弱いですが、ある程度成長すると体も上部になるので、今までアロワナを飼ったことがなくても飼育しやすい種類です。ノーザンバラムンディの飼育について!飼育方法や餌を紹介

ノーザンとアロワナの見た目の違い

シルバーアロワナ

ノーザンバラムンディとアロワナは似ていますが見た目は結構違います。簡単にアロワナとノーザンバラムンディの見た目の違いを紹介します。

体型の違い

ノーザンバラムンディはアロワナよりも体高があって体の厚みもあります。体高があって厚みがあるので、アロワナよりもずんぐりむっくりした体型をしています。同じ体長でもノーザンバラムンディの方が迫力があります。

ヒレの形状の違い

ノーザンバラムンディとアロワナはヒレと尻尾の形が違います。

アロワナはヒレと尻尾の間に隙間がそれほどありませんが、ノーザンバラムンディのヒレと尻尾の間には隙間が空いています。アロワナのヒレと尻尾は背ビレから腹ビレまで繋がっているように見えますが、ノーザンバラムンディはそれぞれが独立しています。

ヒレの長さも違い、アロワナよりもノーザンバラムンディのほうが短いです。

ヒレの以外にはそれほど見た目の違いはなく、どちらも綺麗な魚です。綺麗なヒレが好きだって人はアロワナを飼育するのがいいと思います。

ノーザンとアロワナの飼育方法の違い

アジアアロワナ

ノーザンバラムンディとアロワナでは飼育方法が少し違います。

1番の違いは水槽のサイズです。

シルバーアロワナやブラックアロワナを飼育する場合は水槽の奥行きは45センチ以上あれば大丈夫ですが、ノーザンバラムンディを飼育する場合は水槽の奥行きは60センチ以上が必要になります。

ノーザンバラムンディはアロワナに比べて体に厚みがあって体が硬いので、水槽が小さいと水槽内で方向転換できずに死んでしまうことがあります。

なので、ノーザンババラムンディを飼育する場合はアロワナよりも大きい水槽が必要になります。ノーザンバラムンディを単独で飼育する場合は幅120センチの奥行き60センチ以上の水槽を用意するようにしましょう。

ノーザンバラムンディは飼育下では60cmほどまでしか成長しないので、120cm水槽で飼育することができます。アロワナを飼育する場合は150cm水槽が必要になるので、アロワナに比べて小さい水槽で飼育することができます。

水槽のサイズにさえ気をつければ、あとはアロワナを飼育するように飼育することができます。

ノーザンバラムンディもアロワナ同様にジャンプ力が強くて水槽から飛び出してしまうことがあるので、しっかりと蓋をしておきましょう。

蓋を弾きとばすぐらいの力があるので、蓋には重りをするか飛び出し防止加工されているものを使用してください。

混泳について

アロワナも混泳が難しいと言われていますが、ノーザンバラムンディは中でも気性が荒くて混泳が難しいです。アロワナを混泳させる場合は3匹以上で混泳させて、過密状態で飼育すれば混泳させることができますが、ノーザンバラムンディは気性が荒いのでどうしても喧嘩をしてしまいます。

ノーザンバラムンディは単独で飼育するのがオススメです。混泳させると中層を泳ぐ魚とは特に喧嘩をしてしまうので、混泳させる場合はうまくいかなかった時に隔離できるように別の水槽を用意しておきましょう。

ノーザンとアロワナの値段の違い

ノーザンバラムンディはアジアアロワナに似ていますが、値段が断然ノーザンバラムンディの方が安いです。

アジアアロワナは流通量が少なくワシントン条約で保護されていますが、ノーザンバラムンディはワシントン条約で保護されていないので、安い値段で販売されています。

アロワナもアジアアロワナじゃなければワシントン条約で保護されていないので、安い値段で販売されています。

ただ、ブラックアロワナやシルバーアロワナはノーザンバラムンディよりも大きく成長するので、小さい水槽で飼育したい場合はノーザンバラムンディの方がいいと思います。

ノーザンバラムンディは安いところでは5000円前後で販売されています。シルバーアロワナのベビーなら安いものでは1000円〜2000円で購入することができます。シルバーアロワナのほうが安く販売されているので、なるべく出費を抑えたい場合はシルバーアロワナを飼育するのが良いと思います。

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