アロワナの病気について!アロワナがよくなる病気と病気の治療法について紹介!!
アロワナは見た目も美しく迫力もあるので飼育してみたい方も多いと思います。アロワナはちゃんと飼育設備を用意することができれば比較的飼育は簡単です。ただ、寿命が長くアロワナを長期間飼育していると病気になってしまうこともあります。今回の記事ではアロワナがよくなる病気と病気を治す方法を紹介します。
初めてアロワナを飼った人や、アロワナが初めて病気になったって人は何をすればいいのかわからないことも多いですよね。
アロワナも他の魚と同じように病気になることがあるので、アロワナを飼育する前にアロワナがよくなる病と病気になった時にどうすればいいのかを知っておくのが大切です。病気になった時の対処法を知っていれば、ちゃんと治療することができ、アロワナを長生きさせることができます。
今回の記事では、アロワナがよくなる病気と病気になった時の対処法を紹介するので、アロワナを飼っている人はぜひ読んでみてください。それではアロワナがよくなる病気を紹介します。アロワナの飼育方法について!餌や水槽のサイズ・飼育設備について紹介!!
アロワナの病気について
アロワナがかかる病気には他の熱帯魚同様にかかりやすいものや。アロワナがかかりやすいものなど様々です。
アロワナが病気になってしまうことで、最悪の場合死んでしまうことはもちろんですが、見栄えが悪くなってしまうことがあります。まずは簡単にアロワナを飼育する際に気をつけたい病気について紹介します。
白点病
アロワナも他の魚と同じように白点病になります。白点病は金魚や熱帯魚などでもよくなる病気です。
体に白い斑点がつくのが白点病です。白点病はイクチオフチリウスという寄生虫が体に寄生することで発症します。白点病は寄生虫に寄生されてなる病気なので、放っておくと水槽内で寄生虫どんどん繁殖して、水槽内で飼育している全ての魚に寄生してしまいます。
白点病になると体が痒くなって水槽内の石や流木などに体をこすりつけるようになります。この時に体の表面に傷ができてしまって、そこから寄生虫が体に侵入してより状態を悪くします。
そのままにしておくと身体中に白点が見えるようになり、最終的には死んでしまうので、早めに治療するようにしましょう。
白点病になっている魚を見つけたら水槽内に寄生虫が繁殖しています。この寄生虫は25度以下の水温を好み、低温だと活発に繁殖するので、まずは水温が下がらないようにしましょう。
冬場など水温が下がりやすい時期は白点病になってしまうことが多くなるので特に注意してください。
白点病になると体に小さい白い点がいくつか見えるようになります。白点病になると体が痒くなってしまうので、体を擦りつけるような動きをします。変な動きをしているなと思ったら白点がないか確認してみてください。
白点病の治療方法
水温が高くなるとイクチオフチリウスは繁殖することができなくなるので、白点病になった場合は、まずは水温をあげてください。
いきなり水温が高くなると魚にストレスになってしまうので、1日に1〜2度ほどあげていって、30度まで水温をあげてください。
水温をあげたらメチリンブルーかニューグリーンFを使って薬浴させるか、全水量の0.5〜1%ぐらいの塩を入れて塩浴させてください。薬浴1回だけでは全ての寄生虫は除去できないので、2回ぐらいは薬浴させるようにしましょう。
白点病に似た、花粉病という病気もありますが、これもメチリンブルーがニューグリーンFで薬浴させれば治すことができます。
白点病は餌に金魚から持ち込まれることが多いので、金魚を与える場合は数日別の水槽で様子をみて、白点病になっていないかなどよく観察してから与えるようにしましょう。
松かさ病
松かさ病はエロモナス病とも呼ばれる病気で、エロモナス菌が体内に侵入することで発症する病気です。松かさ病は金魚などがよくなる病気ですが、アロワナも松かさ病になることがあります。
松かさ病は鱗が立っていって最後には死んでしまいます。最初は2枚ぐらい鱗が立ったりするのですが、そのまま放置していると、どんどん鱗が立っていきます。
松かさ病は治療が難しく、発見が遅れてしまうと完治させるのは難しいです。なので、餌をあげているときは鱗が立っていないかなど、日頃からよく確認するようにしましょう。
ちゃんと見れば鱗が立っていることに気がつくことができますが、意外に気づかずに症状が進行していることがあります。
松かさ病になっていない確認するには、尻尾の方から見るのがいいと思います。頭の方から見るより尻尾の方から見た方が鱗が立っているのに気付きやすいです。
松かさ病の治療方法
松かさ病も水質の悪化が主な原因なので、まずは水換えをして水質を改善させてください。
松かさ病になった場合には水温を33度にまであげて、薬浴か塩浴をさせてください。塩浴よりも薬浴の方がよく効くので、薬浴の方がいいと思います。
松かさ病の場合はグリーンFゴールドなどの細菌感染症用のもので大丈夫です。
松かさ病になる原因は水質の悪化です。なので、松かさ病になってしまったら、水換えをして底砂などがある場合には、底砂や水草などを洗っておきましょう。
エロモナス病になると松かさ病の他に眼球が飛び出してしまうポップアイや鱗が剥がれて体に穴が空いてしまう穴あき病にもなります。
エロモナス菌は濾過がちゃんと機能していない水槽に多く発生するので、濾過能力の高いフィルターを使ってしっかりと水質を管理するようにしましょう。
水カビ病
水カビ病は水カビがアロワナの傷に付着して繁殖することでなる病気です。
体やヒレなどに白いモヤモヤがついていたら水カビ病の可能性が高いです。水カビ菌は水中に必ず存在しています。餌の食べ残しやフンなどのゴミがあると水カビが繁殖しやすくなるので、日頃から水槽の底にゴミが溜まらないようにしましょう。
水カビ病は怪我をしているところや他の病気の患部にできることが多いです。なので、アロワナが怪我をしている場合や病気になっている場合は特に水カビが繁殖しないように食べ残しなどがあったらすぐにプロホースなどで吸い出すようにしてください。
水カビ病の治療方法
水カビ病になった場合はメチレンブルーを使って薬浴させるか塩水浴をするようにしましょう。また、ピンセットや綿棒で体について水カビを取り除く方法がありますが、アロワナが暴れることもあるので、水カビを取り除く場合は気をつけて下さい。
カラムナリス病
尾腐れ病とも呼ばれている病気です。
カラムナリス病はカラムナリスという細菌に感染することで発病する病気で、他の病気に比べて短期間で症状が進んでしまうので注意が必要な病気です。
カラムナリス病になると発症した場所の組織が壊死して溶けて行きます。発症した場所によって、尾ぐされ病や鰭ぐされ病、口ぐされ病などと呼ばれます。
カラムナリス病は硝酸塩の濃度が高くなったり、フィルターが目詰まりして水質が悪化することが原因でなることが多いです。ストレスや水質の悪化が原因の病気なので、発症したらまずま水換えを行うようにしましょう。
ヒレの先が充血したり溶けていたりしたらカラムナリス病のサインです。症状の進行が早いので、日頃か水質の管理をしっかりして、様子をよく確認して早めに発見するようにしましょう。
カラムナリス病の治療方法
カラムナリス病になった場合は水換えをして水質を改善した後に、塩水浴かグリーンFゴールドを使って薬浴させるようにしましょう。カラムナリス菌は感染力の強いので、水換えをした後は使った道具をよく洗いしっかり乾燥させて他の水槽に移らないようにしましょう。
顎ズレ・背曲がり
病気ではありませんが、アロワナを飼育していると顎がずれてしまったり、背骨が曲がってしまうことがあります。
原因はよくわかっていませんが、栄養障害が原因だと言われています。顎がずれてしまっても問題なく飼育することはできますが、鑑賞性が下がってしまいます。
顎ズレや背曲がりは栄養障害だと考えられていて、幼魚のときにしっかりと餌を食べることができないと発症すると言われているので、幼魚を飼育する場合はしっかりと餌を与えて飼育するようにしましょう。
顎ズレはいどなると治すことはできませんが、背曲がりは幼魚のうちであればしっかりと餌を与えることで治ることがあります。→ブラックアロワナベビーを飼育するときに気をつけて欲しいことを紹介
目垂れ
目垂れとはアロワナの目が下を向いてしまう症状です。
原因はよくわかっていませんが、底面を意識していることが原因だと言われています。プレコや淡水エイなどと混泳させていると底面を注視してしまい目垂れが起きると言われているので混泳させる際は注意してください。
また、ライトの反射によって底面を注視してしまうので、アロワナ用の水槽は4面ブラックの水槽を使用されることが多いです。アロワナの目垂れをさせたくない人へ!アロワナの目垂れを防ぐ方法を紹介
目垂れの対処法
目垂れは手術をして治療することができますが、麻酔で眠らせて、まぶたの皮膚を切らなければならず専門的な知識や技術がいるので、専門家に任せるのがおすすめです。
アロワナは薬に弱いから注意が必要
他でも紹介していますがアロワナは薬に弱い面があるので、病気を発見して薬用する場合には規定量の3分の1ぐらいにしましょう。規定量の半分以上薬を入れると死んでしまうことがあるので注意してください。
規定量の3分の1を入れても病気が改善しない場合には様子をみながら水を替えて、もう一度薬を入れてください。
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