ブラックアロワナを飼育しよう!ブラックアロワナの特徴と飼育方法を紹介
ブラックアロワナはアロワナのなかでも値段も安く人気の高い種類の魚です。アロワナを飼うならブラックアロワナを飼いたいって人も多いと思います。今回の記事ではブラックアロワナの特徴と飼育方法を紹介します。
ブラックアロワナは見た目もかっこよく、成長するにつれて見た目も変わってくるので、飼育していてとても楽しい種類のアロワナです。
ブリードのブラックアロワナのベビーが日本に多く輸入されているので、流通量も比較的多く安い値段で購入できるのも人気の高い理由の一つです。シルバーアロワナに比べて飼育が難しい面もありますが、成魚になれば体も丈夫で値段も安いのでアロワナ初心者の人でも飼いやすい種類です。
今回の記事ではブラックアロワナの特徴と飼育方法を紹介するので、ブラックアロワナを飼ってみたいと思う人は是非読んでみてください。アロワナの飼育方法について!餌や水槽のサイズ・飼育設備について紹介!!
1、ブラックアロワナの特徴
ブラックアロワナは南アメリカのネグロ川に生息しているアロワナです。
ブラックアロワナの特徴となんといってもその見た目です。
ブラックアロワナは幼魚の頃は体が黒と茶色でとてもカッコイイ魚です。お腹は黒くて、背中は茶色くヒレには黄色いラインが入っていてとても色鮮やかな体色をしているアロワナです。
大きくなてくると体は銀色にヒレは青くなっていき、ヒレの先がオレンジ色になって、ウロコも青とオレンジの模様が出てきてとても綺麗に成長します。
稚魚の時にあった黄色いラインは成長するにつれて薄くなって、成魚に鳴尾完全に消えてしまいます。成長しながら個体の変化を観察するのもすごく楽しい魚です。
体長は最大で1mぐらいまで成長します。ただ、水槽で飼育する場合にはそこまで大きくなることはあまりありません。
シルバーアロワナは飼育下でも最大で1メートルぐらいまで成長しますが、ブラックアロワナは最大で60cm程度までしか成長しないので、そこまで大きな水槽が必要なく飼育もしやすい種類です。
ブラックアロワナ の値段について
シルバーアロワナに比べると流通量は少ないですが、たまに大量にブラックアロワナのベビーが輸入されます。輸入量が増えて流通量が増えてきたので、値段もだんだん下がってきて今では幼魚なら5000円以下で購入することができます。
アロワナの中ではシルバーアロワナについで値段の安い種類になります。ブラックアロワナはブリード個体が大量に輸入されることがあるので、輸入された時期に購入すると稚魚が安い値段で購入することができます。
ただ、稚魚は成魚に比べて体が弱く、体調を崩してしまうことも多いです。
導入時に死んでしまったり、餌がちゃんと食べることができずに死んでしまうことが多いので、稚魚を購入するときは気をつけるようにしてください。
稚魚を飼育するのが難しいと思う場合は成魚を購入するのがいいと思います。サイズにもよりますが制御は1〜3万円ほどで販売されていることが多いです。
ブラックアロワナの寿命について
ブラックアロワナの寿命は10〜15年ほどです。最長で20年以上生きたい個体もいるので、飼育する場合は長生きするようにしっかりと飼育環境を整えてあげてください。
水槽が狭かったり、水質が悪かったりすると寿命が短くなってしまうことがあるので、水槽はゆったりしたサイズでなるべくストレスを与えないように飼育してください。
シルバーアロワナとの違い
シルバーアロワナとブラックアロワナは近縁種で見た目も似ています。アロワナについてよく知らないと見分けるのは難しいかもしれません。
シルバーアロワナは幼魚でも成魚と変わらない退職をしていますが、ブラックアロワナが幼魚のときは黒い体色をしています。幼魚のときであれば簡単に見分けることができますが、成魚になると見た目が似てきます。
成魚のシルバーアロワナとブラックアロワナを見分けるときはヒレの色を見るのがいいと思います。ブラックアロワナはシルバーアロワナに比べてヒレの色が鮮やかです。
シルバーアロワナもヒレが少し青くなっていますが、ブラックアロワナは特にヒレの色が濃く、ヒレの先がオレンジ色になっています。
また、ブラックアロワナはシルバーアロワナに比べて水温の変化や環境の変化に弱いです。急な水温の変化や、大量に水換えをしたりすると体調を崩してしまうことがあるので、ブラックアロワナを飼育する場合はシルバーアロワナを飼育するときよりも水質や水温の変化に気をつけてください。
稚魚の場合は特に水質や水温の変化に弱いので、ブラックアロワナを稚魚を水槽に導入するときは特に気をつけて、ゆっくり水合わせをするようにしてください。
ブラックアロワナは臆病な性格をしているので、ほかの魚と混泳させたりすると餌を食べなくなってしまうことがあります。また、同じぐらいのサイズのシルバーアロワナと混泳させるとブラックアロワナがいじめられてしまうことが多いので、混泳させる場合は気をつけてください。
2、ブラックアロワナの飼育方法
水槽について
ブラックアロワナを飼育する場合は最低でも120cm以上の水槽が必要になります。
ブラックアロワナ は60cmほどまで成長する大型の古代魚なので、成魚になったら120cmよりも小さい水槽だと少し窮屈になってしまいます。
また、肉食魚は餌の食べ残しやフンも多く、水を汚しやすいです。水量が多い方が水質が安定するので、なるべく大きな水槽を用意するようにしましょう。
水槽を置くスペースに余裕があれば150cm水槽をしようするのがオススメです。
ただ、稚魚を大きな水槽で飼育すると餌を見つけることができなかったり、落ち着くことができなくて死んでしまうことがあります。
なので、稚魚から飼育する場合は45cm水槽で飼育して、成長に合わせて水槽を大きくしていく必要があります。オーバーフロー水槽って何がいいの?オーバーフロー水槽のメリットを紹介
濾過フィルターについて
先ほども紹介しましたが、ブラックアロワナはフンも多く食べ残しも多いので水質が悪化しやすいです。
他の魚と混泳させたりすると濾過能力の高い上部フィルターでも濾過不足になってしまうことがあります。
なので、ブラックアロワナを飼育する場合は上部フィルターの他に、投げ込みフィルターやスポンジフィルター、外部フィルターなどを追加するのがいいと思います。
もし可能であれば濾過能力の高いオーバーフロー水槽を用意するのがオススメです。
水温と水質について
ブラックアロワナはシルバーアロワナに比べて水質の変化に弱いので、飼育が少し難しくなります。
水質の変化などにも弱いのでブラックアロワナを飼育する場合にはちゃんと水質を管理するようにしましょう。水質は中性〜弱酸性の水を好みます。
pHを6.5〜6ぐらいに維持するようにしましょう。ブラックアロワナはpHが低い方がいいので、ブラックアロワナを飼育する場合にはあらかじめ水換え用の飼育水を用意しておきましょう。
pHを低めにするにはマジックリーフを使用するのがいいと思います。マジックリーフを使ってあらかじめ飼育水を作っておきましょう。
いきなりpHの低い水をを足してしまうと水槽内のpHが下がってしまってpHショックを受けてしまうことがあるので、pHを下げるときは気をつけてください。
ブラックアロワナは水温の変化にも弱いので水温は27度ぐらいで安定させましょう。短時間で水温が変化してしまうとアロワナのストレスになってしまうので水換えの時などは気をつけてください。
温かい水温の水槽に冷たい水を足してしまうと水温が急激に変わってしまいストレスになります。なので、水換えをするときはなるべく水槽の水と水温を合わせるか、ゆっくり水を足すようにしてください。
水温を安定させるにはヒーターを用意してちゃんと水温を管理しましょう。ヒーターはいきなり壊れてしまうことがあるので、予備のヒーターも用意してちゃんと水温が安定していると毎日確認するようにしましょう。
ブラックアロワナの餌について
ブラックアロワナはシルバーアロワナなどの他のアロワナに比べて少食なので、餌やりがちゃんとできないとすぐに痩せてしまいます。
ブラックアロワナに餌をあげる場合は最低でも1日2回餌をあげるようにしてください。ベビーの場合は冷凍のイトメやアカムシをあげるようにしょう。
餌のあげ方は、冷凍のイトメやアカムシを水て溶かしてピンセットや割り箸で水面に浮くようにゆっくり与えてください。
大人のブラックアロワナを飼育する場合はカーニバルなどの人工餌と金魚やカエルやコオロギなどの生き餌をバランスよく与えるようにしましょう。カーニバルだけでも飼育することはできますが、一つの餌だけを与えていると栄養バランスも悪くなってしまうので、色々な餌を与えるようにしましょう。
肉食魚で食べ残しも多いので、餌をあげた後は水槽の底に食べ残しが多く散乱しています。食べ残しがあると水質が悪化してしまうので、餌を与えた後はプロホースなどで食べ残しを吸い出すようにしましょう。
稚魚の時はシルバーアロワナに比べて飼育が難しいですが、大きくなって30cmを超えてくると水質の変化にも強くなってくるので、それほど飼育は難しくありません。
ただ、餌を食べなくなることが多いので、痩せてしまっている場合は様々な餌をバランスよく与えて、餌に飽きさせないようにするなどの工夫が必要です。アロワナの餌は何がいい?アロワナの飼育にオススメの餌を紹介!!
アロワナを飼うときは飛び出しに気をつける
ブラックアロワナに限らずアロワナはよく水槽から飛び出してしまいます。
ジャンプ力がすごいので水槽の蓋が開いていると簡単に外に飛び出してしまいます。ブラックアロワナのベビーでもジャンプ力はすごいので飼育する場合には飛び出し防止用のガラス板などを用意するようにしましょう。
ベビーであれば2〜3㎝程度の隙間があれば飛び出してしまうことがあるので、隙間ができないようにちゃんと蓋をしてください。
大人になると力も強くなるので、水槽の蓋を飛ばしてしまうことがあります。なので、水槽の蓋の上には水の入れたペットボトルなどの重りを置いておくようにしましょう。
びっくりした時などに勢いよく飛び出してしまったり、蓋にぶつかって怪我をしてしまうので、水槽の周りではなるべく静かにしておくのがいいと思います。
ブラックアロワナの混泳について
ブラックアロワナはシルバーアロワナやアジアアロワナに比べて性格が大人しいので、混泳が成功しやすい種類です。
他種と混泳させる場合はなるべく遊泳層の違う魚を選ぶようにしましょう。
アロワナは水槽の上部を泳いでいるので、混泳させるときはポリプテルスや淡水エイ、プレコなど水槽の底を泳いでいる魚と混泳させるのがオススメです。
アロワナ同時と混泳させる場合はなるべく過密な状態で飼育するようにしてください。
2匹などで混泳させているとお互いに縄張りを作ってしまい喧嘩を始めてしまいます。なので3匹以上で混泳させるようにして、お互いに縄張りが作れないようにしましょう。
また、他のアロワナに比べて臆病なので、シルバーアロワナやアジアアロワナと混泳させるといじめられてしまったり、餌が食べられないことが多いです。
なので他のアロワナと混泳させる場合はブラックアロワナよりも小さいアロワナを選ぶようにしましょう。ブラックアロワナを混泳させる場合にはどうしたらいい?ブラックアロワナを混泳させる方法を紹介
ブラックアロワナの成長障害について
アロワナを飼育していると成長障害になってしまうことがあります。
なので、アロワナを飼育するときはしっかりと飼育環境を整えて成長障害が出ないように注意しましょう。簡単にアロワナが良くなる成長障害について紹介します。
背曲がり
背骨が曲がってしまう成長障害です。原因はストレスや水槽が狭い、稚魚の時にちゃんと餌が食べられなかったなどと言われています。
稚魚の時にしっかりと餌を食べることができないと背曲がりになってしまうことが多いので、稚魚を飼育する場合はなるべく時間を作って、小まめに餌を与えるようにしましょう。
稚魚の特に背曲がりしてしてしまっても、その後しっかり餌を食べることができたり、ストレスを取り除いてあげることによって治ることがあります。
目ダレ
目ダレとはアロワナの眼球が下を向いてしまって戻らなくなってしまう症状のことを言います。
目ダレはアロワナを長く飼育していると良くなる成長障害です。ブラックアロワナを飼育する場合は多少は目ダレは起きてしまうと思います。
目ダレは水槽の底を気にしてしまうことで起きると言われています。低層に混泳している魚がいたり、ライトの光が底で反射しているとなると言われています。
目ダレしないようにするには、水槽は4面ブラックにして、ブラックアロワナは外を気にしなくていいように透明な部分にも目隠しをしてブラックアロワナが落ち着けるようにしましょう。
目ダレになってしまっても瞼の奥の脂肪を切り取ることで直すことができます。失敗すると失明してしまうので自分でやる場合は注意してください。
顎ズレ
顎ズレは上顎と下顎が噛み合っていない状態のことを言います。
顎ズレもストレスと稚魚の時にしっかり餌が食べられなかったことが原因だと言われています。なるべく水質が悪くならないように気をつけて、アロワナがストレスを感じない環境を作ってあげるようにしてください。
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