アロワナの飼育は難しい?アロワナを飼育するときの注意点と大変なことを紹介!

2022年6月21日

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アロワナは熱帯魚の中でも人気が高く、昔から親しまれている魚です。アロワナを飼ってみようと思うけど、飼育が難しそうだからなかなか飼えないでいるって人も多いんじゃないでしょうか?今回の記事では、アロワナを飼育する際の注意点とアロワナの飼育の大変なことについて紹介します。

アロワナは飼育が難しそうに思われていますが、飼育環境をちゃんと整えることができれば飼育自体はそこまで難しくありません。水温と水質の管理をちゃんとしていれば、病気になったり死んでしまったりすることもそれほど多くありません。

ただ、大きく成長する魚なので、飼育する際は大きな水槽が必要になり、水換えなどのメンテナンスが大変です。鱗の欠けや目垂れなどを気にする場合は飼育難易度はすごく高いですが、元気に育てるだけであれば飼育難易度はそこまで高くありません。

今回の記事ではアロワナを飼育するときの注意点を紹介するので、アロワナを飼ってみたいと思う人はぜひ読んでみてください。アロワナの飼育方法について!餌や水槽のサイズ・飼育設備について紹介!!

それでは、アロワナを飼育するときの注意点を紹介します。

アロワナを飼育する際の注意点

シルバーアロワナ

アロワナを飼育する際の注意点を紹介します。これからアロワナを飼育される方はぜひよんでみてください。

導入時の注意点

アロワナを飼育するときに、1番気をつけなければいけないことは導入時です。

1度水槽の水質になれてしまえば、そう簡単に死んでしまったりすることはありませんが、最初の導入時に急いでしまったりすると、死んでしまうことがあります。

アロワナを飼育する場合は、最初の導入時に十分気をつけるようにしましょう。

魚を導入するときは、魚の入った袋のまま水槽にいれて水温を合わせてから水槽に魚を導入する方法がありますが、アロワナを導入する場合は、1度バケツになどにアロワナをだして、ゆっくり水槽の水をバケツに足していく、点滴方式で水合わせをするほうがいいと思います。

エアーチューブを使えば、少しづつバケツに水を移すことができます。サイフォンの原理を使って少しずつバケツに水を移してください。

エアーチューブの先を軽く結べば水量を調整することができます。1秒間に3〜4滴出るぐらいのスピードで出るように調整してください。

pHがいきなり下がってしまうとpHショックになって死んでしまうことがあります。水槽のpHが低すぎるとpHショックになってしまうことがあるので、アロワナを導入する場合は導入前に水槽のpHを測っておきましょう。

バケツの中にはエアレーションを入れてアロワナが酸欠にならないようにしてください。シルバーアロワナは体も丈夫なので、それほど気を使わなくても大丈夫ですが、ブラックアロワナなど水温や水質の変化に弱い魚を導入するときは気をつけて下さい。

特に幼魚を飼育するときは気をつけてください。シルバーアロワナやブラックアロワナは幼魚が大量に輸入されて安い値段で販売されていますが、輸送中のストレスなどで落ちやすくなっています。

なので、幼魚を購入する際はいつ入荷したのか確認して数日待ってから購入するのがいいと思います。

餌を与える際の注意点

アロワナを飼育するときは、餌の与え方に注意しましょう。

アロワナな成長過程によって与える餌が変わります。

ベビーを飼育する場合は冷凍の赤虫を与えましょう。赤虫を与える場合は、割り箸やピンセットを使って溶かした赤虫を水面に浮かせてください。

ベビーを飼育する場合は、最低でも1日3回ぐらい餌をあげたほうがいいと思います。ベビーはちゃんと餌が食べられずに餓死してしまったり、ちゃんと餌を食べられないと大きくなったときに背骨が曲がってしまうことがあります。

大人になったときに健康に育てるためにはベビーのころにたくさん餌をあげたほうがいいので1日に3回、時間があるなら1日に5回ぐらい餌をあげるようにしましょう。

10センチぐらいまで成長したら、赤虫以外の餌も食べられるようになります。10センチ以上に成長したら人工餌を食べることもできるので、カーニバルなどのアロワナ用の餌を3当分ぐらいに割ってあげてください。

人工餌は栄養バランスもいいので、人工餌を食べられるぐらいの大きさになったら早めに人工餌に慣れさせておくのがいいと思います。アロワナの餌は何がいい?アロワナの飼育にオススメの餌を紹介!!

水換え時の注意点

水換え時も注意が必要です。

アロワナを飼育する場合は、大型の水槽が必要になります。大型の水槽は水換えする量の多くなるので、水換えをする時は注意しましょう。

短時間で2〜3度ぐらい水温が下がってしまとストレスを感じて病気になりやすくなります。大型の水槽の場合は水を変える量も増えるので、水温が変化しやすくなります。

大量に水を抜いて大量に水を入れると2〜3度ぐらい水温が変わってしまう場合があります。水槽の水換えをする際は水槽の水温と同じぐらいの温度の水を足す必要があります。

水温を合わせるのは結構大変だと思います。大型水槽の水換えをする際は大きなタンクなどを用意して、その中に一度お湯を水を入れて水温を調整したあと、カルキ抜きを入れるとマフィードなどを用意しましょう。

カルキ抜きした水を大量に用意するのは大変だと思うので、マーフィードを用意しておくのがいいと思います。

マフィードがあれば給湯器で温度を調整したらそのままお湯を水槽に入れることができるので、水換えがとても楽になります。大型水槽の水換え時に役立つアイテムを紹介!!

ベビーは体が弱い

水質の適応力も高いアロワナですが、ベビーは体が弱く飼育が難しいです。初めてアロワナを飼育する場合はある程度成長している個体を購入するのがいいと思います。

アロワナに限らずベビーは水質や水温の変化に弱かったり、餌をちゃんと食べられなかったりすることがあります。ベビーから飼育するのも楽しいかもしれませんが、初めてアロワナを飼育する場合はベビーから飼育するのは難しいと思います。

アロワナ飼育の大変なところ

ブラックアロワナ

アロワナは飼育自体はそこまで難しくありませんが、メンテナンスなど大変なことが多いです。

簡単にアロワナを飼育する際に大変なことについて紹介するので、これからアロワナを飼ってみようと思う方は読んでみてください。

維持費が高い

アロワナを飼育する場合は維持費が高いです。

餌代だけでなくヒーターの電気代などがかかります。夏場であれば電気代はさほどかかりませんが、室温にもよりますが、冬場になると月に5,000〜6,000円ほど電気代がかかってしまいます。これの他に餌代がかかってくるので、アロワナを飼育する場合は7,000〜8,000ほど月に維持費がかかります。

初期費用が高い

大きな水槽、フィルター、水槽台などアロワナを飼育するための設備を揃えると、水槽のサイズにもよりますが、20万円ほどかかります。

一部中古にすることで初期費用は抑えられますが、それでも数十万円はするのでアロワナを飼育する場合は水槽など全部揃えたらいくらになるか下見するのがオススメです。

水換えが大変

アロワナの種類にもよりますが、シルバーアロワナなど大きく成長するアロワナを飼育する場合は150cm水槽が必要になります。

150cm水槽だと約540Lの水が入り、濾過槽を入れたら600リットルほど水が入っていることになります。水換えをするとなると200Lほど水を抜くことになるので、管理がとても大変です。水を抜くのも入れるのも時間がかかるので、飼育を始める前にちゃんと時間が取れるかも考えておいたほうがいいです。

アロワナは大量に水換えをすると体調を崩してしまうことがあるので、小まめに少量の水換えをするのがオススメです。

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